岡山市北区三門中町で、仏壇・仏具の販売から葬儀業までを手がける有限会社照泰仏堂。長年のお付き合いのなかで、私たちが多くを学ばせていただいてきた幡司社長に、これまでの歩みと、大切にしてきた「あり方」についてうかがいました。
両親が始めた小さな仏壇店から
照泰仏堂は1978年(昭和53年)、幡司社長のご両親が二人で始めた小さな仏壇店からスタートしました。創業から21年が経った1999年、幡司社長が店に戻られます。それ以来、仏壇・仏具の販売にとどまらず、法要ホールの建設、雑貨店の運営、葬儀事業への参入と、時代の変化に合わせて事業を広げてこられました。
「暗い」を「楽しい」へ
仏壇店には「暗い」「入りづらい」というイメージがつきものです。幡司社長は、その既成概念に真っ向から挑んできました。「訪れた人が少しでも元気になれるように」という想いを、店内の雰囲気づくりから接客の姿勢、言葉選びのひとつひとつにまで込めています。
悲しみに寄り添う ── グリーフサポート
仏壇を求められるお客様の多くは、大切な人を亡くされた直後です。心が沈み、どうしていいか分からない方も少なくありません。幡司社長はグリーフサポート(悲嘆ケア)を深く学ばれ、商品の説明にとどまらず、お客様の背景や心の状態を察しながら、いま必要とされている言葉を届けることを、接客の根底に置いています。
お客様の背後には、ご先祖様がいる
幡司社長には、印象的な考え方があります。「来店されるお客様の後ろには、仏様(ご先祖様)がついていると思って接客をしている」。目の前のお客様だけでなく、その背後にいるご先祖様にも見られている ── そう意識することで、ごまかしや嘘、雑な対応を避けられる。自分の『心のあり方』は、すべて伝わってしまうからだといいます。
「お客様は鏡」
「お客様は鏡である」。自分たちのあり方が、そのままお客様の質に映し出される、という意味です。照泰仏堂に集まるのは、温かいお客様ばかり。それは、真摯な姿勢が同じ心を持つ人々を引き寄せてきた結果なのでしょう。
変わる「やり方」、変わらない「あり方」
創業から40年以上。仏壇業界も、葬儀のかたちも、家族のあり方も大きく変わりました。それでも幡司社長が一貫して大切にしてきたのは、「やり方」ではなく「あり方」です。「結果が先ではなく、自分のあり方が先。やり方は後からいくらでも変えられる」── この言葉に、照泰仏堂のすべてが凝縮されています。
これからの歩み
照泰仏堂では、ペット葬儀や、遺品整理を含めた「一発断捨離」といった新たな事業も準備が進んでいます。時代に合わせて挑戦を続ける姿勢は、私たちSTトレーディングにとっても大きな刺激です。これからも、互いを高め合えるパートナーとして歩んでいければと考えています。
